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取扱商品 |
種類 |
メーカー |
切削加工油 |
油溶性、水溶性 |
自社開発製品 |
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【1.水溶性切削油剤の注意点】 T.切削油剤の希釈方法。 (1)水溶性切削油剤を希釈する場合に、まずペール缶に希釈する割合の水道水を補給し、 その後規定量の切削油剤を攪拌しながら入れて希釈液を作ります。 @水道水 ⇒ A切削油剤 の順番です。 理由は「乳化不良」を起こしやすくなるからです。特にエマルジョンタイプの切削油剤を希釈 させる時に発生しやすくなります。 エマルジョンには2種類のタイプがあり、水中油滴型(O/W)と油中水滴型(W/O)です。 私共が製造している一般的な水溶性切削油剤は水中油滴型(O/W)のエマルジョンで 安定した液体状のものです。油中水滴型(W/O)はどろどろとした液状になります、代表 的なものとしてマヨネーズがあります。 結論としては、水溶性切削液の原液に水を混ぜると油中水滴型(W/O)のエマルジョン になりやすいと言う事です。
U.水溶性切削油剤の希釈水 (1)水溶性切削油剤を希釈する水について注意が必要となる事柄を纏めましたので、ご参考 にして下さい。 @希釈水は水道水を使用して下さい。 水道水には雑菌を抑制するために微量ではありますが、塩素が含有されています。した がいまして雑菌の混入を最小限に防ぐ事ができますので、液寿命が長くなる可能性が あります。ちなみに工業団地などでは工業用水が使用されている事が多く見うけられま す。また、山岳地域に近い場所では井戸水を使用しているところもあります。この様な地 域で希釈水を使用する場合は水質をチェックする必要があります。 A希釈水による問題発生内容。 希釈水の中に含まれているミネラル分(鉄分、カルシウム等)が水溶性切削油剤の中 に含まれる添加剤と反応して「スカム」等を発生させ切削油剤の性能低下を引き起こし、 さらに希釈水に混入している雑菌が切削液の劣化を早め早期の腐敗を引き起こします。 また、PHの低下によって錆が発生しやすくなる等、多々問題が出てきます。 この様な事から水溶性切削油剤を希釈させる水は最初に分析し内容を把握した上で それに対応した切削油剤を使用する事が得策だと考えます。 |
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